過払い請求とは

過払い請求とは

過払い請求とはについて説明する前に、「過払い金」について知っておく必要があるでしょう。
過払い金とは、債務者(お金を借りた人)が利息の高い債権者(消費者金融やクレジット会社など)に対して多く支払い過ぎたお金のことをいいます。
本来なら支払う必要がないのに、貸金業者に支払ったお金、支払い過ぎのお金のことです。

過払い請求とは、そんな払いすぎたお金を、民法703条、704条の不当利得制度を利用した返還請求することをいいます。「過払い金請求」「過払い金返還請求」などとも呼ばれます。

借入期間が5~7年間以上で借入金利が20%を超える場合は、過払い金が発生している可能性が非常に高いといわれます。但し、返還請求の直前に多額の借入れがあると、取引き期間が長い場合であっても過払い金が発生しないなど、借入れの内容によって異なります。支払いが遅れがちな場合も、利息より高い遅延損害金が認められ、過払い金請求の対象にならないこともあります。
借入れ内容と条件が合っているのであれば、払い過ぎたお金を計算し、その額を返還請求することでお金を取り戻すことになります。

金利の上限を定める法律は2つあります。
先ず、利息制限法では上限を超える金利は無効とされていますが、罰則はありません。
もうひとつの出資法では、上限金利は年29.2%で、これを越えた利率で貸付けの契約を行ったり利息を受け取ったりすると、刑事罰の対象となります。多くの消費者金融など貸金業者では、処罰対象でないことを理由に、利息制限法と出資法の上限利率の間(グレーゾーン)で、貸付けが行われてきました。
そのため、このグレーゾーン金利で支払いを続け場合、利息制限法を超える分の利息を「支払い過ぎた」ことになります。過払い金返還請求では、利息制限法に基づいた利率で引き直し計算を行い、その支払い過ぎた利息の取り戻しを行うことになります。

また、過払い金は、すでに借金を完済した方にも可能性はあります。長期にわたって貸金業者等と取引きを行い、取引き終了から10年以内であれば、過払い金返還請求を行うことができます。完済済みの借金についても、利息計算をして過払いがないか確かめたほうが良いでしょう。

 過払い請求とは、債務者本人が債権者(貸金業者等)と交渉することが可能な手続きです。しかし、法律知識が疎いと不利な条件で和解してしまうケースもあるといいます。
また、弁護士や司法書士に依頼し貸金業者と任意の交渉をしてもらうことも一般的ですが、その場合においても、交渉が決裂して訴訟手続になる場合もあるようです。

いずれにしても、ここ数年、メディア情報によって「過払い請求」が一般社会への浸透し、消費者金融やクレジット会社に対する過払い請求が増えてきました。
各社ともかなり多額の過払い金返還に応じています。そのため中小の消費者金融業者には、経営が困難なほど負担が大きくなっているところ出ているといいます。従って、過払い金の請求は早ければ早いほど良いという状況だといえるでしょう。

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